エンザート®とは
特徴
エンザート®はセルフタッピングねじインサートで、下穴に挿入すると自動的にタップします。これにより非常に高い負荷容量で隙間なく取り付けることができます。
おねじ・めねじ・割溝付き・三つ穴付きタイプがあります。
ドイツのKKV社(Kerb-Konus-Vertriebs-GmbH)のエンザート®(Ensat®)は、必要な固定方法に応じて様々なねじインサートオプションを提供しています。
- 金属・木材・プラスチック用のセルフタッピングねじインサート
- 冷間埋込用のねじインサート
- 熱間埋込または超音波埋込用のねじインサート
- 雌ねじ用のねじインサート
- リベット接合用のねじインサート
用途
エンザート®は、金属およびプラスチック加工業界で広く使用されています。
- 自動車
- 鉄道
- 船舶
- 製造業
- 建築
- 医療機器
- 家電・OA機器
- 通信機器・CA機器
金属用
特徴
- アルミ・マグネシウム・亜鉛などの柔らかい金属や合金にも取り付け可能です。
- 有効せん断面が大きいため、より高度な引き抜き強度を確保できます。例えば、ボルトM5の代わりにエンザートM4で代替できる場合があります。
- 完成したワークピースに打ち込めるため、鋳造過程でのねじ切りが不要で、ねじ山部分の不良による無駄やねじ穴に切り粉が残るトラブルも回避できます。
- 通常の公差要件を満たした下穴であれば、エンザートを打ち込むことができます。ねじ穴は常に正確に配置されます。
- 母材のわずかな収縮による締結への影響や、母材のねじ山の損傷を防ぎます。
商品
エンザート®
割溝タイプ
エンザート®
三つ穴タイプ
エンザート®
三つ穴・チップフリータイプ
プラスチック・木材用
特徴
- あらゆる種類のプラスチック・熱硬化性プラスチック・ポリウレタンフォーム(PU / PURフォーム)・繊維強化プラスチック(FRP)や広葉樹・合板・硬質紙などに対応した汎用アプリケーションです。
- 他のシステムとの比較で最大の強度値を誇ります。特に熱硬化性プラスチックとFRPでは引抜き力がより高くなります。
- 薄肉のエンザートは限られたスペースに最適で、機械によるねじ込みも可能です。